「米麹とアルコール酵母と水を1回だけ仕込み蒸留するという日本酒や焼酎に比べて制約の多い世界で同じ味一つ存在しない」
わお!びっくり!
「甕一つ一つ味が違う。特別においしくなる優秀な甕がある」
ウイスキー樽の木材の違いで味の違いが出るのは知っているけれど、同じ甕で味が違うとは!!!
ゲストの石川酒造場のブレンダー石川由美子さんの口から飛び出す泡盛のお話に皆さん前のめり!
泡盛の奥深さに触れた会となりました。
そして泡盛の魅力「古酒」(クースー)についてもご説明いただき、
寝かしたほうが荒々しさがとれてやわらぎ味が甘くなりおいしくなるそうですよ~
(「古酒」の定義は3年以上寝かしたものだそうです!)
蒸留したての新酒の時に「あれ?この味は。。。」ということがあっても寝かすことで「まろやかなお味」にかわるのだとか!
みなさんからの質問やお言葉からもどんどん泡盛の魅力が掘り起こされいきました!
「子供が生まれたら泡盛の甕をプレゼントする。そしてその子が成人するまで寝かす。そしてその酒でお祝いをする。」
「泡盛に含まれるオイルがある」
「仕次ぎ(しつぎ)という泡盛をさらに美味しい古酒に育て、永年古酒を楽しむためのブレンド方法がある。」
(数百年にわたり古酒としての風味をそこなわず、後世につないでいけるのだそうです)
「ビター(であればあるほど)なチョコと泡盛はよく合う」
などなど!
ゲストの石川由美子さん、そして参加者もみなさんとで作り上げた泡盛の魅力大発見な時間となりました!
私は、泡盛の歴史と焼酎の関係についてお話させていただきましたが
「占領」という苦難の歴史の中で沖縄のみなさんが大切に大切にバトンをつないできたお酒なんだなと自分で話しながら胸が熱くなりました。
深い愛に包まれた泡盛とともに石川由美子さん、参加者のみなさんと過ごした時間は「古酒」のように芳醇でやわらかく幸せな時間でした。
石川由美子さん。参加者のみなさん。本当にありがとうございました!
コメント