焼酎プロデューサー 黒瀬暢子の知って得する焼酎のお話

【正月は、「黒千代香」で焼酎の熱燗を楽しむ】

女子的焼酎の楽しみ方

みなさんは、黒千代香をご存じですか?

鹿児島の薩摩焼の伝統的酒器であり土瓶のことです。

鹿児島弁で、土瓶のことを「ヂョカ」ということから「黒い千代香」=「黒千代香」といわれているそうです。

黒千代香で楽しむ焼酎の熱燗はとてもまろやかでおいしいのですが、それには理由があります。

黒千代香は、火山性の土からできた陶器。陶器には遠赤外線を発生させる成分が含まれています。焼酎を入れて温めると遠赤外線効果で角がとれる、つまり遠赤外線に当たった水の分子が小さくなるので、まろやかな口当たりに変化するといわれています。

(※黒千代香は、直接火にかけることができます。但し弱火)

なぜ、黒い「ヂョカ」のかというと、薩摩焼には、「白」「黒」があり、白薩摩は、藩への献上品に使われ、黒薩摩は、庶民の日常使いに使われたからです。

今年の正月は、黒千代香に焼酎を入れて楽しみました。焼酎がまろやかな味になるので和食のお節ともよく合いました!

ぜひ、2022年のお正月は焼酎のお燗と和食で心もおなかも温かい時間をお楽しみください。

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