「無法松の一生」という小説をご存じでしょうか。
戦前戦後に、何度も映画やドラマ化された作品です。
福岡県北九州市小倉を舞台に荒くれもの人力車夫・富島松五郎(通称・無法松)とよき友となった矢先に亡くなった陸軍大将の遺族(吉岡家)との交流がかかれています。未亡人に思いを募らせるも自ら身を引いてしまう松五郎。その後酒におぼれ、雪の中で死んでしまいますが、彼が持っていたのは、遺族名義で松五郎がお金をためていた通帳と手を付けずに残した吉岡家からいただいた祝儀だった。
そんな無法松の名を冠した北九州市小倉にある無法松酒造さんの酒粕焼酎をいただきました。
こちらの焼酎は北九州市八幡西区楠橋で育てられた酒米「夢一献」を原料に純米酒(※)の製造過程でできた酒粕で作られています。
さっそく口に含むと、清酒のやさしい香りのあとに、きよらかな白い花が口の中に咲いていく。富島松五郎の深いやさしさの味がしました。
無法松酒造さんでは、酒粕焼酎のほかにも、麦焼酎や、地元の無農薬の梅を酒かす焼酎に漬け込んだ梅酒も販売されています。
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無法松酒造|本格焼酎
無法松酒造は明治10年、小倉南に創業しました。日本酒・焼酎を生産しております。蔵元の日々の様子も紹介しております。
(※)純米酒・・・醸造の過程において米(三等以上米)、米麹(最低使用率15%以上)、酵母、水だけを原材料として醸された清酒。
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