こんにちは。
焼酎プロデューサーの黒瀬暢子です。
私は、一昨夏、フランスに1週間ほど滞在しました。
フランスで出会ったみなさんは、日本にとても興味をもってくださり、
とくに日本の伝統文化について深く関心をもってくださっていました。
失礼な言い方かもしれませんが、日本の女優さんより、伝統文化に携わっている
方に興味を持たれていました。
私の先祖であり親戚である黒瀬杜氏は、日本の焼酎文化をつくってきました。
その黒瀬杜氏の資料館が、黒瀬杜氏集落にあります。
黒瀬杜氏の伝統技術を文化的遺産として保存、継承し、焼酎を通じて文化やこころ、技を広く伝え、伝統技術を後世に残すためにつくられた資料館、それが鹿児島県南さつま市にある「杜氏の里」です。
これぞ、黒瀬杜氏文化ともいえる黒瀬杜氏たちが代々引き継いできた焼酎造りに関する緻密な資料や焼酎や蒸留酒(焼酎も蒸留酒の仲間)がどうやって世界で広まっていったのかの説明など、焼酎について深く学ぶことができます。
「杜氏の里」には、焼酎蔵があります。
ここでしか購入できない焼酎も直売されています。
蔵では、
「製麹」ができる米洗いダル、米蒸ダル、種モミ台、製麹室
「一次二次モロミ」をつくる亀、芋洗機、芋選別コンベア、芋蒸機、二次ガメ
「蒸留/貯蔵」のためのタル式蒸留機、検定カメ、検定タンク、貯蔵ダル、貯蔵タンク
「瓶詰め・ラベリング」を行う洗瓶機、ろ過機、瓶詰機、打詮機
を備えており、焼酎造りを見学することができます。
「杜氏の里」は、断崖絶壁の上に建てられており、そこを背にすれば、美しい海。
美しい海を見ながら、黒瀬杜氏の歴史、心意気に触れることができます。
焼酎は、まだまだヨーロッパでの認知度は低いようですが、この「杜氏の里」は、
文化を学ぶことが大好きなヨーロッパのみなさんに喜んでいただけると思います。
インバウンドによる焼酎蔵ツーリズムのスポットとしてインバウンド需要、消費に
もってこいの場所です!
わたくしが、「杜氏の里」で、みなさんに黒瀬杜氏についてのお話をします!
「杜氏の里」
住所 鹿児島県南さつま市笠沙町赤生木6762
料金 入館料 大人(高校生以上)300円 小人(小中学生150円)
団体(20名以上)1割引き
ロビー売店は無料で入れます。
営業時間 9時~17時(入場16時半まで)
休館日 12月29日~1月3日
電話番号0993-63-1002
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