焼酎プロデューサー 黒瀬暢子の知って得する焼酎のお話

【「学IWATAYA 2024年冬期講座「九州の島の食文化と焼酎」開催レポート①町田酒造さん編」

講座開催報告

昨日の壱岐の蔵酒造さんに続き、今日は、町田酒造さんの平島社長のお話です。

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アダンやヒカリゲコ

アマミノクロウサギとルリカケス

奄美クレーター

大島紬

八月踊り・六調

サトウキビ畑

平瀬マンカイ etc…

次々に平島社長が、スライドに映し出した奄美の自然、祭りの数々。平島社長が切り取る奄美の日常に、心奪われ、まるでそこにいるような不思議な感覚に。

琉球、薩摩藩、そしてアメリカの統治下を潜り抜けてきた現地の方の息づかいを感じ、平島社長のお話にぐいぐい引き込まれていきます。

そんな歴史の中で生まれ、奄美群島でのみ製造を許されているのが、黒糖焼酎。

全国に広めたいという思いで町田酒造さんが、開発したのが、「減圧蒸留」の黒糖焼酎です。

減圧蒸留で、黒糖独特のクセのある匂いや雑味を取り除くことで、まろやかで軽い口当たりに。

この減圧での黒糖焼酎誕生をきっかけに、女性にも飲まれるようになったとか。

常圧よりも、減圧のほうが、香りが薄くなるということで、仕込みを3回行い、黒糖もふんだんに投入するという香りに対する強いこだわりも。

平島社長による「黒糖焼酎」の製造工程のスライド写真も臨場感たっぷりで、まるで工場にいるかのようでした。

平賀社長とのスライド旅を終えたころには、、「奄美に行ってみたい」「黒糖焼酎にもっと触れたい」という方々が。

「焼酎生産全体の2%にしか満たない黒糖焼酎を、奄美をもっと多くの人に知ってほしい。」

奄美のさらなる認知、発展を黒糖焼酎を通じて模索し続ける平島社長の思いを参加者の皆さんも強く受け止めてくださっていると信じて、明日は、ラストの喜界島酒造さん編です。

町田酒造さんでは、3月1日から、町田酒造さんの全身となった石原酒造さんの秘酒36年貯蔵を発売されています。

戦後の島の復興のため、いろいろな事業に挑戦するもなかなか浮かくいかずたどり着いた「焼酎造り」

夫に先立たれ、失意の中も懸命に醸し続けた女性杜氏の石原タカさん。「おいしい焼酎になりますように」と彼女が思い続けて醸した焼酎をぜひ味わってみませんか。

住の江 | 奄美大島の黒糖焼酎 里の曙 - 町田酒造株式会社
奄美大島の黒糖焼酎の酒質を極めるべく、町...

町田酒造さんWebサイト

奄美大島の黒糖焼酎 里の曙 - 町田酒造株式会社
奄美大島の黒糖焼酎の酒質を極めるべく、町...
平島社長
当日みなさんと楽しんだ焼酎。奄美の海の色と、そこから登ってくる太陽を表した「里の曙」

大島紬
アマミノクロウサギ

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