焼酎プロデューサー 黒瀬暢子の知って得する焼酎のお話

【けちだと損をする⁉️】

焼酎よもやま

~日本最古の焼酎落書き

「永禄二歳八月十一日 作次郎 靏田助太郎
其時座主ハ大キナこすてをちやりて一度も焼酎ヲ不被下候何共めいわくな事哉」

(工事の時、神主は、とてもけちで、一度も焼酎をくれなかったので、とてもがっかりした)

これは、国指定の重要文化財 鹿児島県大口市郡山八幡神社が、昭和29年に改修工事をしたときに、発見されたもの。

皮肉にも!?この落書きが、焼酎がいつから日本で飲まれていたかがわかる貴重な資料となりました。

神社のどこに書かれていたかというと。。。

神社正面右上のしめ縄をくくりつけている木鼻と呼ばれる部分の一部の内部にありました。木の破損した内側にこの落書きをして蓋をするように元に戻して、上から釘付けしてあったそうです。

永禄2年は、1559年なので、昭和29年1954年まで約400年にわたり、恨みが神社に張り付いていたのかと思うと、ぞっとしますね。。恨みは怖い。

南九州では、上棟式とかお花見とかの祝い事や神事では必ず焼酎が振る舞われているとのこと。きっと昔からそうで、この落書きが残されたのかも。

「人にやさしく」と自分の言い聞かせるのでした。。

写真は、両親がお世話になったご近所さんから、いただいたもの。
大口市のご出身で、こちらの神社ともゆかりが深い方でした。
灯台下暗し。。ご縁に感謝。

大口市にある「黒伊佐錦」でおなじみの大口酒造さんは、「永禄二歳」という焼酎を発売されています!気になる方はこちらを😊
https://www.isanishiki.com/collections/eiroku

鹿児島県大口市郡山八幡神社
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10943

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