本日、6月21日は、「夏至の日」。
北半球で1年でもっとも明るい時間が多い日です。
これは昔の“田植えの時期”が関係しているみたいです。
昭和30年頃までは、田植えの最盛期が夏至~半夏生(夏至から11日後)でしたが、
田植えが終わると食べ物を供えたり、ある特定の食べ物を食べる風習があったようなのです。
今は、田植えは、3~5月ですが、田植えが終わると各地特有の食べ物を食べるというよりも、夏至の時期にその食べ物を食べるという風習がのこったという感じみたいです。
① 関西:タコ
(「稲の根がタコの八本足のように、しっかり地面に張ること」を祈願したことが由来)
② 奈良・大阪河内地方:半夏生餅(はんげしょうもち)
(小麦ともち米を混ぜて作るもの。当時は6月上旬に小麦が収穫されていたため、
旬なものを使った食べ物をお供えしてお米の収穫を祈願したというのが由来)
③京都:「水無月」と呼ばれる和菓子
(小豆を“ういろう”に乗せて三角形に切った和菓子。小豆は悪霊祓い、三角形は暑さを耐えるための氷を意味しているとか)
④ 福井県大野市:「焼き鯖」(半夏生の時期)
江戸時代に当時の大野藩の藩主が焼き鯖を農民に振る舞っていたという話が由来。
田植えに関係する焼酎といえば、「酒粕焼酎」ですね!
清酒の副産物「酒粕」を原料として作るのが酒粕焼酎ですが、古くは「早苗饗(さなぶり)焼酎」と呼ばれ田植えを終えた祝いの酒として親しまれてきました。
酒粕焼酎とタコや、焼き鯖のマリアージュも夏至の粋な楽しみ方かも!?
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