焼酎プロデューサー 黒瀬暢子の知って得する焼酎のお話

【大和一酒造元さん(熊本)を訪ねて②】~本来の米焼酎は何か?

蔵元さん紹介

一酒造元さんを知ったきっかけは、今から5年以上も前、

居酒屋で、牛乳焼酎「牧場の夢」に出会い、衝撃を受けました。

この焼酎は、温泉水でつくられていて、弱アルカリ性。

1931年に、大和一さんは、蔵の前に温泉を掘り、「大衆浴場&料亭」も

されていて、温泉水は、蔵の前でくみ上げられています。

なぜ、牛乳で?というと熊本は、生乳生産量全国3位(令和4年データ)

地域おこしの意味合いもあり、

球磨地方の生乳を使って作られています。

温泉水で造った米焼酎も造られ、唯一無二の焼酎造りをされています。

その根底にながれるのは、

「本来の米焼酎は何か?」

下田社長は、日夜研究されていて、

明治時代に記された米焼酎の造り方を、可能か限り忠実に再現されました。

なんと、当時使用していた兜式蒸留器まで再現されていらっしゃいます!

それが「球磨焼酎 明治波濤歌」。

原料はすべて玄米。そこに黄麹を育て、日本の酒造りのルーツといえるどんぶり仕込み。

先人たちの知恵を今に蘇らせていらっしゃいます。

どんなにつらいことがあっても、チャレンジを止めない大和一酒造元さん。

今後のお酒造りも楽しみです!

大和一酒造場さんWebサイト

大和一酒造元
焼酎の原点を求めて!温泉焼酎・牛乳焼酎・玄米焼酎を製造。

コメント

タイトルとURLをコピーしました