昭和28年創業。北九州市小倉の商店街に暖簾を掲げる老舗居酒屋「武蔵」。
扉を開けると、そこには昭和の面影がそのまま残る、どこか懐かしくて落ち着く空間。時間がゆっくり流れはじめます。
先日、NYから一時帰国中の先輩と、東京から訪れた先輩のお友達(神田焼酎女子会にもご参加くださいました)と、この「武蔵」でご一緒させていただきました。
目当てはもちろん、小倉名物の「ぬか炊き」と焼酎のお湯割り。
イワシやサバなどの青魚を、ぬかでじっくり炊き上げた「ぬか炊き」。
別名「じんだ煮」とも呼ばれ、江戸時代から小倉城下で受け継がれてきた郷土料理です。
甘味と塩味、そしてぬかの奥深い旨み。そこに焼酎のお湯割りのやさしい香りが重なり合い、口に運ぶたびにほっと心がほどけていく。
焼酎がぬか炊きの旨みを引き立て、料理がまた次の一杯を呼ぶ——そんな幸せな循環が生まれます。
合馬の名産・タケノコのぬか漬けや、思わず目を疑うほどの安さの「ふぐさし」など、北九州ならではのソウルフードも堪能。
お湯割りと料理、そして尽きない楽しい(熱い!)お話。
気づけば時間を忘れ、名残惜しさを感じるほどの、あっという間のひとときでした。
人の温もりを、味わいに行きたくなる一軒です。



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