長崎県壱岐市の壱岐焼酎は1995年(平成7年)の7月1日に、国税庁の地理的表示を保護する法律によって地理的表示の産地に指定され、その10周年となる2005年(平成17年)に壱岐酒造協同組合が「壱岐焼酎の日」に制定しました。
地理的表示とは、
「ある商品の品質や評価が、その地理的原産地に由来する場合に、その商品の原産地を特定する表示」
難しいですよね。。。わかりやすく言うと、
「ある地域で作られたものは、その地域ならではの味や特徴があって、他の場所で作られたものとは違う。違うことがわかるために、その土地の名前をつける」ということ。
「壱岐」にある蔵元さんが作っている焼酎=「壱岐焼酎」ではないのです。
#原料
穀類に大麦のみを用いる
麹として米麹のみを用いる
麹と穀類の重量比を概ね1:2としてもろみを仕込む
壱岐市内で採水した水のみを用いる
#製法
壱岐市内で原料の発酵および蒸留を行う
米麹および水を原料とした一次もろみに、蒸した穀類と水を加えて二次もろみをさらに発酵させ、単式蒸留器をもって蒸留する
貯蔵は壱岐市内で行う
消費者向けの容器には壱岐市内で詰める
この条件を守って造った焼酎だけを「壱岐焼酎」と呼ぶことができます。
このブランド焼酎「壱岐焼酎」の記念日が、7月1日。
今日は、壱岐でお世話になったみなさんのことを思いながら、「壱岐焼酎」で乾杯といきたいと思います。
4月に、壱岐を旅し、この厳しい条件の中、伝統を守り革新に挑み続ける7つの蔵元さんに伺いました。それぞれの蔵元さんの焼酎造りにかける情熱にふれ、壱岐焼酎が、さらに味わい深いものなりました。
お時間をとってくださった7つの蔵元さん。本当にありがとうございました。
そして、すべての蔵元さんをつないでくださった壱岐の蔵酒造の石橋福太郎社長、ご自身の休日を返上してアテンドしてくださった壱岐の蔵酒造の島永加代子さんに心から感謝申し上げます。
壱岐の蔵元さんを一緒にめぐっていただいたのは、高校の先輩であり、高校の国語教師をされている安藤咲枝先輩です。
安藤先輩が、「壱岐に行きたい!」といってくださらなかったら、もしかしたら、私も一歩踏み出せなかったかもしれません。
ご一緒していただいてありがとうございました!
今は、壱岐は、「ウニ」がおいしいシーズン。
ぜひ、みなさん壱岐旅を!
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