JR柳ヶ浦駅から、
安心院の静かな山あいを抜けると、鏝絵(※)のある家の街並みが続き、
その先に佇むのが、300年以上の歴史を持つ縣屋酒造さん。古い蔵の木の香りと、焼酎の甘い香りが混ざり合い、訪れた人をやさしく迎えてくれます。
蔵の代表銘柄「高精白 安心院蔵」は、ここを訪れたらぜひ味わいたい一本。
通常より深く50%まで磨いた大麦を使い、低温でじっくり発酵させることで、日本酒の吟醸酒のような華やかな香りが生まれます。グラスを近づけた瞬間、上品で甘い香りが立ちのぼります。
お酒を醸すのは、入社8年目の杜氏・西澤世行さん。
美容師や広告代理店から転身という異色の経歴を持ちながら、ゼロから焼酎造りに飛び込み、今では蔵の味を支える存在に。柔らかな物腰で話す西澤さんの人柄が、そのまま焼酎のまろやかさに重なって感じられます。
安心院の自然と、蔵の人の温かさ。
縣屋酒造さんは、ただ“お酒を買う場所”ではなく、“味わいの背景に触れる旅”ができる場所でした。
(明日に続く)
縣屋酒造さんWebサイト
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(※)
漆喰しつくいを塗った上に,鏝で浮き彫り風に風景・肖像などを描き出した絵。
安心院は、数多くの鏝絵が残っている。






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