「白岳」や「鳥飼」でおなじみの米焼酎。
起源はいつでしょうか?
いろいろと調べましたが、「いつから」という明確なものは今のところないようですね。。
文書で残っているのは、今から約500年前にさかのぼります。
1546年 大航海時代にヨーロッパ人として初めてアフリカの喜望峰から中国に到達したポルトガル商人・ジョルジ・アルバレスが、鹿児島の南さつまに一時滞在したときに友人ののちに来日するフランシスコ・ザビエルに書簡をくっていますが、その中に日本人が焼酎を飲んでいたことが記載されています。(ザビエルは、1550年に日本で布教します)
「米から作るオラーカ」がある。
オラーカとは蒸留酒をさします。ですから16世紀には、米焼酎が飲まれていたことになります。当時は米だけではなく粟など雑穀でもつくられていたようです。
鹿児島で芋焼酎がつくられるようになったのは18世紀になりますから、米焼酎のほうが歴史が古いことになりますね。
何気ないメモや日記が後世に思わぬ脚光をあびたりするんだな~と思ったりします。
米焼酎と酒粕焼酎は何が違うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
基本的に米焼酎は米を精米し、米麹と掛け合わせることで生産されます。 つまり、米を発酵させている醪(もろみ)を蒸留させるのが「米焼酎」です。
これに対して、「粕取り焼酎」は、清酒を搾った後の酒粕をそのまま蒸留した焼酎になります。
この二つの焼酎を比較しながら飲むのも一興ですね!
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