明日は、雛祭り🍑
この日に飲む「白酒」(しろざけ)(※)に焼酎が使われているってご存じですか😊❓
童謡の「うれしいひなまつり」に、「すこししろざけめされたか あかいおかおのうだいじん」という歌詞があります。
甘酒のこと?と思われる方も、いらっしゃるかもしれませんが、「白酒」と「甘酒」は別ものなんです😊
白酒とは、みりんや焼酎などに蒸した米と米麹を混ぜ合わせ、1カ月程度熟成させた後に軽くすりつぶして造った、白く濁った酒のことです。アルコール度は10%前後。
甘酒とは、白米などに米麹(こめこうじ)を混ぜ合わせた後に保温して発酵させ、米のデンプンを糖化させたもの。
では、どうして「白酒」を雛祭りに飲むようになったのでしょう❓❓❓
そもそも3月3日は「上巳の節句」で、桃の節句とも呼ばれ、邪気を払う日といわれています。
節句で邪気を払うために、この日に飲んでいたのが、桃の花を酒に浸した「桃花酒」です。古代中国では、桃は邪気を祓い不老長寿を与える仙木とされていて、桃の花を酒に入れて飲むことで、健康になると言われていたそうです。この桃花酒に、桃の花がきれいに引き立つ酒として白酒が使われるようになり、今の白酒を飲む風習になっていったとか🍑
ぜひ、3月3日は、「白酒」で乾杯しましょう💛
(※)ちなみに、白酒という言葉には、読み方が異なり全く違うお酒のことを指すものがあります。
・白酒(しろき):新嘗祭や大嘗祭のために造られる特別な御神酒で、新米を使って醸造された清酒のこと。
・白酒(はくしゅ):どぶろくなどの白く濁った酒のこと。
・白酒(パイチュウ):中国発祥の穀物を原料とする蒸溜酒。
ブランデーやウィスキーとともに世界三大蒸溜酒のひとつ。
コメント