自身が追い求める芋を手に入れるため、
自ら荒れ地を開墾し、完全無農薬、無肥料で、芋から造っていらっしゃる白石酒造さん。香りが出やすいようなサイズや、皮の厚みを追求されています。
通常は30センチ間隔で苗を植えるそうですが、白石さんは違います。
あえて、ここでは書きませんが、「そんな間隔近くて芋が育つの?」と言いたくなるほど。
同じ畑で毎年栽培しないそうで、1年使ったら、土がまた栄養を吸収するように、1年寝かせ、別の場所で芋を育てる。
そして、芋のでんぷんが、極限まで充実する状態まで待ってから収穫するのだとか。
そのこだわり抜いて栽培した芋を、アルコール酵母を使わず、蔵内に漂う自然酵母で発酵させるという醸造酒のような焼酎造りをされています。
ですので、焼酎の味が毎年変わるそうです。
「ワインみたいですね~」といったら、
「味の濃い、醸造酒のような焼酎を造りたいのです」と白石さん。
納得!
蒸留方法や貯蔵方法にも強いこだわりがあり、焼酎業界で主流に使われているとしても、ご自身の目指す味に沿わないことは、しない。
徹底してこだわり抜く焼酎造りに神々しさすら覚えました。
「焼酎造りは、ぼくにとって娯楽なんです。好きなように作ってますよ」
あまり人と目を合わせず、とてもシャイな方という印象をうけましたが、はにかんだ笑顔で、ひとつひとつ、言葉をしぼりだすように焼酎造りへのこだわりを語る白石貴史さん。
白石さんの一言一言にしびれる。
「え?これって醸造酒???」と言いたくなるほど、味が「濃い」
芋の風味がするとかではなく、味が「濃い」。
「大地の情報をそのまま味にしたくて」と白石さん。
定番の「天狗櫻」や、「南果」など試飲させて頂くたびに、唸りました。。
来年も焼酎ツーリズムが、開始されるようなので、焼酎女子会のみなさん、一緒にこの感動を体験しましょう~
白石酒造さんのお酒はこちらで購入できます。
13種類の芋で造った焼酎もぜひ味わっていただきたいです
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