焼酎プロデューサー 黒瀬暢子の知って得する焼酎のお話

【朝ドラ「らんまん」モデル・植物学者の牧野富太郎博士の愛が焼酎の中に蘇る~彼は見つけた新種の笹に、亡き妻への思いをこめて「スエコザサ」と名付けた~】

焼酎よもやま

世の中では、必然としかいいようがない不思議なことがたくさん。これからお伝えするストーリーもそのひとつ。

​2020年、高知のBAR Crapsのオーナーバーテンダーでもある塩田貴士さんが、坂本竜馬もその酒を飲んでいたと言われるほどの高知県を代表する酒蔵・司牡丹酒造の酒粕焼酎『大土佐』にほれこみ、同社の竹村昭彦社長にクラフトジン造りを相談したことから、物語は始まります。

​塩田さんは、司牡丹さんの敷地内にあり、10年以上稼働していない、1983年製の蒸溜器に一目惚れし開発をスタート。

​司牡丹酒造さんが、牧野富太郎さんの出身地である高知県佐川町にあるということもあり、牧野さんが、亡き妻の名前を付けた「スエコザサ」をメインボタニカルにしたジン造りが始まりました。​

「スエコザサ」をキーにジェニパーベリー、高知県産のグアバ、ブシュカンやショウガ、ハーブなど全12種類を、司牡丹の酒粕焼酎『大土佐』に漬け込んで蒸溜。高知発のクラフトジンが完成。​

なんと、偶然にも、試行錯誤を繰り返した蒸留器が設置してある場所が、牧野富太郎博士の生家があった酒蔵「岸屋」の跡地だったいうことも判明!

​このジンを牧野先生にちなんで「マキノジン」この蒸留所を「マキノ蒸留所」と名付けたそうです。約130年の時を経て牧野富太郎博士の生家が営んでいた旧岸屋跡地にマキノ蒸溜所で、牧野博士の妻への思いがよみがえる。​

この「マキノジン」を福岡の老舗百貨店「岩田屋」さんのカルチャー講座「文豪が愛した焼酎たち」の第2弾で楽しみます!
どんな味がするのか、わくわくしますね!

こちらは、男性もご参加いただけます。
ご興味ある方はぜひお申込みください。​

講座詳細 | 学 IWATAYA | 岩田屋本店 | 岩田屋 店舗情報

​※お申し込みは、岩田屋さん7階の「文喫」さんになりますが、黒瀬のほうでもお申し込みを受け付けます。
参加をご希望されるかたは、ぜひ、ご連絡ください。​

※「学 IWATAYA/まなび いわたや」夏期講座
講座名:「文豪が愛した焼酎たち~文豪や主人公が味わった味を追体験しませんか?Ⅱ」
日時:2023年9月16日(土)13時30分~15時00分
費用:5,500円(税込)

※牧野富太郎さんのお写真は、Wikipediaより引用させていただきました。

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